ArrowLake-S で PC を組む (設定編)
ArrowLake-S で PC を組む (購入・組み立て編) に続いて設定を行っていきます。
旧 PC からのファイルコピー
Windows のファイル共有を使うのが普通なんだろうけどいつも資格情報がどうのって言われてうまく行かないので
- でかいファイルや大量のファイル → 旧 PC で sshd を立ち上げて scp -rp
- 各所に散らばる設定ファイル → USB メモリで
- 環境変数やショートカットの引数 → Chrome Remote Desktop でコピペ
って感じでコピーしました。
一般設定
まずは一般的な設定から。
Mistic Light
LED の制御は MSI の MysticLight にまかせてみた。CPU 温度に応じて色を変えたり、画面消灯で LED も消したりと必要な機能はほぼ揃っているんだけど CPU 温度連動の色が何故か 緑→青→赤 から変えられない。初期のものはカラーピッカーの色さえ反映されなかったけど MSI Center 2.0.46.0 にアップデートしたらアプリ上は色や温度が変えられるようになったけどハード的には依然として反映されない。(2.0.47.0でも同様)
OpenRGB はまだこのマザボに対応してないみたいだし非可逆的な不具合の報告もあるからちょっと怖い…
Cooling Wizard
FAN 制御は BIOS で良いと思うけど一応 Cooling Wizard も。商品ページにある FROZR AI COOLING って無くなった? Cooling Wizard に変わったんかな?
アプリで設定しておくと BIOS がリセットされてもファンカーブを設定し直さなくて済む。あとはアプリの設定を BIOS に反映できると良いんだけど…
Rainmeter
時計とカレンダーの表示に Rainmeter を使っていました。時計は Clear - Clock and System、カレンダーは LuaCalendar。こんなの↓
Windows11でウィジェットが復活したと聞いて試してみたけど変なパネルに五月蠅いウィジェットばかりで求めている物とは違う。壁紙と一体となるような表示でおしゃれな奴がいいので引き続き Rainmeter を使う事に。
時計はちょっと気分を変えて Simple Clean に。カレンダーは Google カレンダーと連携して休日表示できると楽なんだけどちょっと良いのが見つからない。ics をインポートするタイプは毎年インポートが必要だし…
というわけで引き続き計算して求めている LuaCalendar。こちらで日本の休日に対応した xml を配布してくれていますが、国民の祝日がちょっと変更になっているので修正が必要です。
- 体育の日→スポーツの日
2000年から10月の第2月曜日へ変更。2020年からスポーツの日に名称変更。
xml では日付は対応済みのようなので名称変更のみ必要です。
- 天皇誕生日
12/23 から 2/23 へ変更。振替休日の処理はそのまま使えるので xml では12月から2月に移動させるだけ。
2020,2021年は東京オリンピックに合わせて 海の日、山の日、スポーツの日が移動しているのですが過去のカレンダーはこれで見ないと思うので気にしない!
Libre Hardware Monitor
Open Hardware Monitor は 2020年で更新が止まっている。fork された Libre Hardware Monitor が ArrowLake などにも対応しているようだ。sys fan の情報がちゃんと取れてないけど同じI/Oコントローラの issue 上がっているのでそのうち直ると良いなぁ…
時計にビジュアライザ (スペアナ) ついていたので有り余るCPUパワーを使ってこんな感じに。
開発環境
開発ドライブ
詳しくは 開発者ドライブってどうなん? を参照。
パッケージキャッシュは「Windows 11 で Dev Drive を設定する」を参考に設定。
DevHome を使えば GUI で設定も可能。
その他では
Unity upm: Preferences - Package Manager - Cache Managgement - Packages
ぐらいか。
プロジェクトフォルダのデフォルト位置は
- AndroidStudio
Settings - Appearamce & Behavior - System Setting - Default project directory - VisualStudio
オプション - 場所 - プロジェクトの場所 - Unity
環境設定 - プロジェクト - プロジェクトの保存場所 - UE5
設定はない? (プロジェクトの新規作成時のダイアログが親ディレクトリを覚えてくれる)
Epic ランチャーの VaultCache なども移動しておいたほうが良いのかな?
VisualStudio
Emacs でファイルを開く
メニューバーの ツール - 外部ツール
→ Unity の外部エディタとして Emacs を使う 参照
Unity
→ Unity の外部エディタとして Emacs を使う 参照
同じ作者の unity.el を使えばアセットのコピーで .meta ファイルも移動してくれるようだ。
AndroidStudio
HAXM (Intel Hardware Accelerated Execution Manager) は deprecated になった。
Hyper-Vの有無で WHPX (Windows Hypervisor Platform) か AEHD (Android Emulator hypervisor driver) でアクセラレーションできるようだ。
…\Android\Sdk\emulator>emulator -accel-check
accel:
0
WHPX(10.0.26100) is installed and usable.
accel
SSH Agent
ノートPCのときのメモを見ながら設定したけど「能書きは良いからコピペさせろよ!」って思ったので書いておきますw
SSH_ASKPASS C:\Program Files\Git\mingw64\libexec\git-core\git-gui--askpass
SSH_ASKPASS_REQUIRE force
あと .ssh/config に AddKeysToAgent yes を追加しないとパスフレーズを覚えてくれない。(ちょっと悩んだ)
Emacs
pretest 版の 30 のバイナリがあったのでこれにしてみる。(ついでに .emacs を整理しようと一から書いてみたけどなかなかに大変だね…)
Emacs 29 を入れてみた を見ながら設定。
気付いた点として、
- package.el に :vc キーワードが追加された。copilot.el などを入れる時便利。
- Dired に dired-do-open ('E'キー)が追加された。画像とかをインライン表示じゃなく OS 側で開けるようになってちょっと嬉しい。
- completion-preview-mode が追加された。補完候補が Popup とは別にインラインで薄く表示される。
- tree-sitter がサブモードになった? 29の時、設定しきれず封印したのでちゃんと設定したいんだけど…
フォント
Ricty Diminished がサポート終了して別のフォント探さないとなぁ… といろいろ試してみたのですが ascii 文字が Inconsolata じゃないとなんか落ち着かないので MyricaM で落ち着いた。
RTX 5070ti (or 5080)が出たら買うのと、開発環境はもう少し本格的に使ってから調整。