ロボット掃除機を買ってみた

ロボット掃除機のフィルターに溜まるゴミの量が減った気がしてよく見ると吸い込み口周辺のゴムがぼろぼろになってた。買ってから5年、月水金にスケジュールしているので実質900日ぐらいか。フィルターやブラシも随分前から交換時期の警告が出たまま使ってるし、ちょうどブラックフライデーなので買い替えを考える。

ロボット掃除機は今まで3台買ってて

購入年モデル購入価格備考
2018DEEBOT N79219002年で故障
2020DEEBOT OZMO 90125600
2022DEEBOT N734000
2025DEEBOT T80 OMNI84800← New!

1台目は N79 で LiDAR が無いランダム走行のタイプ。2年ほどでモーターが固着して動かなくなった。
2台目は今回買い換える OZMO 901 。マッピングと水拭き対応。5年目だけどバッテリーはまだ行けそう。
3台目は神戸に引っ越して2階用に買い足した N7。これもマッピングと水拭き対応。まだまだ現役。
ちなみに音声がちょっと違ってOZMOは若いおねぇさん。N7はベテランのおねぇさんの声。
 

私の環境は

  • 基本的にフローリング。キッチンと洗面所はクッションフロア。一部タイル状のカーペットを貼っている。(畳の部屋は段差があって入れない)
  • ペットはいない。旧機種でも毛の絡まりはほとんど無かった。
  • 吸引のみ。年に数回気が向いた時にモップ掛け。(掃除後モップを洗うのが面倒なので。N7は使い捨てモップシートがあるのでまだマシだけど)

なので、そこそこの性能のやつでも OK なんだけど、キッチン周りは水や油が飛んでるだろうから毎回モップ掛けしたほうが良いのかなぁとも思う。ということでゴミの回収やモップ洗浄機能付きのから選ぶ事に。
管理アプリを増やしたくないから ECOVACS ので良いかな。Nシリーズが安いの、Tシリーズがミドルレンジ、Xシリーズがハイエンドだ。
 

最新の T80 OMNI (定価149800円)がセール価格で84800円、キャンペーンで洗浄液(3237円)が無料。
amazonの10%のポイントと後日ポイントアップキャンペーンの5%がつくのかな?
そう考えると実質6万円台で結構お得な気がする! ポチ。

 

T80 OMNI

  • LiDAR は上部でなくフロントに付いている。
    でも本体は分厚いので高さ(98mm)はN7より高い。
    フロントにはLiDARのほか、カメラとライト、3D構造光センサーもあり。(構造光は Structured Light Projection の事。パターンを照射して変形具合から形状を測るやつ。初代 KINECT や RealSense がこの方式だったかな?)
    モップが伸びる側の側面には ToF センサー。カーペット検出は超音波センサー。落下防止センサーは赤外線。センサーだらけですね! ポンプもステーションの清水タンク→ロボットの清水タンク→モップ→ロボットの汚水タンク→ステーションの排水トレイ→汚水タンク、と少なくとも5個あるのかな? 重力+電磁弁じゃなくポンプなので何かあっても水漏れは起こらなそうな構造。
  • モップがローラータイプ。
    OZMO 901やN7はモッププレートを引きずって走るだけなので振動するタイプや円盤が回転するタイプにちょっと興味はあったのです。それらを飛ばしてコロコロみたいなローラータイプに。モップ掛け中も洗浄と汚水の回収を行うのでモップが常に綺麗なのが売りみたい。


開封の儀

箱デカ。腰をやっちゃうよのシール付き。でも中の製品パッケージはそれほど大きくない。

電源ケーブルは水を使うからかアース付き3ピンのと短いシッポが生えている2ピンの2種類入っていた。
初期設定は Ecovacs アプリで本体の QR コードを読んで画面の指示に従うだけ。アプリから音声を日本語に設定するまでは英語で喋る。ちょっとカッコイイ。言語を選ぶと音声データをダウンロードするようだ。若いおねぇさんの声。

モップはこんな感じで展開する。


ステーションに帰る時はクルッと回っておしりから入っていく。充電端子のほか給水ノズルやゴミ回収の穴も合わせないといけないからかなり慎重にドッキングしてる感じ。
変形合体ロボは男のロマン!


マッピング

まずは部屋のマッピング。
各部屋をキョロキョロしながら見て回る。カワイイ!
驚いたのがキッチンはキッチンと認識された事。カメラ映像から判断したのかな? ロボット視点じゃキッチン特有のアイテムは殆ど何も映らないだろうに… 不思議ですね。
更にキッチンは最後に掃除するようにスケジュールされた。偶然そういう間取りだったのかモップが汚れそうだから最後にしたのか?

前の機種はLiDARのデータそのままって感じのマップだったけどこの機種はdepthのバウンディングボックスを取っているのかカメラ画像で分析しているのか棚の奥など見えていない壁も認識して四角い部屋になる。見た目は良いけど実際の間取りとは細部が異なる。

ちなみにアプリに表示される「スマート託管」の「託管」は ChatGPT さんによるとホスティングの事らしい。AI インテリジェントホスティングの事のようですね。



掃除

起動すると最初にモップを洗浄して給水タンクに注水してから掃除を開始。
途中で何度かモップを洗浄しにステーションに戻る。最初水だけだと1部屋終わるごとに洗浄する感じだったけど2回目洗浄剤を入れて掃除すると2~3倍のペースで洗浄しに戻る感じ。それだけ汚れが落ちてるって事かな? (3回目は1部屋ごとに戻ったのでやはり汚れていた模様)
掃除中はライブビデオでフロントカメラの画像を確認することも可能だ。

以前の機種はステーションから見て左右方向に往復するのかな?細長いエリアをジグザグに掃除することが多かったんだけど T80 OMNI は場所によって縦か横か考えているようだ。(長辺方向なのかフローリングの木目を見ているのか。長辺に沿って掃除のオプションは OFF で AI インテリジェントホスティングのモード)

インテリジェントホスティングだとその日の気分によって(?)縦拭きと横拭きが変わることがある。汚れていると判断されたのか縦と横で2度拭きすることもあり。

掃除が終わると玄関の段差にバーチャルウォールの設置を提案されて承認すると自動でセットされた。
マップは3D表示にもできてグリグリ動かせる。(このデータ、エクスポートしたいな…)

でも掃除の間、2D表示でロボットの軌跡を見ているだけでスマホのバッテリーが30%ぐらい減るのは頂けない。

清水タンクは4L入るけど8割ぐらい給水して、うちの間取り(40㎡)だと3回分は無理だった。初回で何度もモップ洗浄したり2度拭きしたりしてたから落ち着いたらちょうど3回分(週一)での給水になると良いな…
汚水タンクには結構溜まってるので毎回捨てたほうが良さそう。

モップは温水洗浄、温風乾燥で乾燥終了後モップに触ってみたけどしっかり乾いていてクンカクンカしてもいい匂い。

 

物体認識はどうよ?

カメラが付いているので多分物体の認識はしてると思うんだけど… 試してみました。

  • ケーブル
    先代を使っていたので巻き込まないようにケーブルは床を這わせていない(無理なところは進入禁止設定)のですが試しに電源ケーブルを置いてみました。これはちゃんと避けてくれる。
  • んこ
    んこ見つけたら避けてくれるらしいけど流石に部屋の真ん中でんこすると背徳感で病みつきになりそうだったのでかりんとう買ってきて置いてみました。これには反応しないなぁ。美味しそうだったので黒糖かりんとうにしたから黒すぎたのか小さすぎたか?

Matterは?

Ecovacs アプリで掃除機を選んで設定のマターエコシステムに QR コードがあるので、これを Alexa アプリに読ませると Ecovacs スキル無しでも Alexa に接続できる。でもしょぼいので Ecovacs アプリから操作したほうが良さそう。


ちなみに取説読んでて気づいたのですが、ひだひだのフィルターは OZMO 901 のは水洗い不可だけど N7 や T80 のは水洗い可能なんですね。水洗いできないと思いこんでた。



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